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歯の捻転(ねじれ)を治した例

こんにちは。スマイレアデンタルクリニック院長小林一久です。

最近、8年前に大学病院で治療した患者さんがメインテナンスにいらっしゃいましたので、今日は過去に私が行った治療をご紹介いたします。

<患者さん>
30代、女性

<主訴>
前歯が曲がって生えているのが気になる。前歯が変色しているのが気になる

初診時

【初診時】左上中切歯(向かって右の真ん中の歯)が捻じれて生えている

 

<治療期間>
2か月

<治療内容>
左右の上顎中切歯をオールセラミックスで、左の上顎側切歯をダイレクトボンディングで治療

歯科矯正による治療をおすすめしましたが、費用や治療期間の関係から矯正での治療は希望されませんでした。
治療期間中に転倒で左上の側切歯が欠けてしまったため、その部分をダイレクトボンディングで、左右上顎中切歯をオールセラミックスで治療しました。

<メリット>
オールセラミックスは天然の歯に限りなく近い見た目を再現できる。
セラミックスはプラークが付きにくいため、歯ブラシできれいにみがきやすい。
セラミックスは劣化しにくいため、何年たってもほとんど変色しない。

<デメリット>
精密な治療をおこなうため、1回の治療時間と全体の治療期間が長くなる。
オールセラミックスは保険外のため費用がかかる。
セラミックスは強い衝撃を受けると割れることがある。

<費用>
約400,000円
ファイバーコア × 2
オールセラミッククラウン × 2
ダイレクトボンディング × 1

 

このケースは、元の左上中切歯が捻じれて生えていたため、左側の中切歯のスペースの幅が小さいことが難しい点です。
この2本分のスペースにそのまま入るようにかぶせ物を作ると、通常は中切歯1本1本の幅が小さくなり、細長い歯が出来上がってしまいます。
そこで、左上の側切歯の幅をダイレクトボンディングで少し調整し、さらに左上中切歯を側切歯にわざとオーバーラップさせて中切歯の幅を自然な見た目となるようにしました。

側切歯破折

転倒して左上側切歯が欠けてしまった

 

ダイレクトボンディング

左上側切歯をダイレクトボンディングで治した

 

治療後、8年経っても綺麗な状態が維持できていて、患者さんも大変満足されていたのでとても嬉しかったです。

治療直後

【治療直後】

 

8年後

【治療後8年経過】

 

当院のセラミック治療は、ただ白い歯にするのではなく、違和感なく出来る限り自然な見た目になるような治療を心掛けています。

ご興味がある方は相談していただければと思います。

 

こちらの症例はインスタグラムでも紹介しています。

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