こんにちは。スマイレアデンタルクリニック 院長の小林です。
先日、私が所属しているスタディグループ ” Esthetic Explorers(エステティック・エクスプローラーズ:E.E.)” の症例検討会に参加しました。
今回の演題は「コンポジットレジン修復の疑問点」、「歯科用3Dプリンターの現状と活用 -2017-」の2つでした。
コンポジットレジン修復というのは簡単に言うと、小さなむし歯を削って除去し、その部分を歯の色に似た色の樹脂で埋めるという治療法です。
演者の先生がコンポジットレジン修復の症例をいくつか挙げ、治療手順などを説明し、それが ”綺麗で機能的であるか?” また ”長期的に安定するのか?” といったことについてみんなで討論しました。
歯科用3Dプリンターについては、歯科模型のデジタル管理などをおこなっている『株式会社3D!』の代表である荒川さんに講演していただきました。
『3D!』では歯科医院で作製した石膏模型をスキャンしてデータ化し、必要な時にそのデータをもとに3Dプリンターで復元するというサービスを提供されているそうです。
現状ではまだわずかに誤差が出るそうですが、精度がそこまで求められていない場合には活用がかなり期待できそうです。
現在は歯の型を採って石膏を注いで石膏模型を作製する方法が主流ですが、今後、3Dスキャナーと3Dプリンターの技術がどんどん進化すれば、石膏を使うことはなくなってしまうかもしれません。
とても興味深いお話でした。
定期的に勉強会へ参加することは知識のアップデートにつながるだけでなく、自分にとって良い刺激になるのでとてもためになっています。