こんにちは。スマイレアデンタルクリニック 院長の小林です。
先週は毎年お手伝いをしている母校の学生実習の最終日でした。
私は大学病院に勤務していた頃はクラウン・ブリッジ科といって、冠やブリッジでの治療を専門的に行う科に所属していました。
大学病院を辞めた後、ご縁があって兼任講師をさせていただくことになり、毎年4月~7月には週1回、学生実習のインストラクターとしてお手伝いしています。
実習では、実際の患者さんに見立てたマネキンを使って模型の歯を削ったり、石膏模型に合わせてワックスで歯の形を作り、それをもとに歯の被せ物を製作します。
つまり、歯科医師のおこなう「歯を削る」という仕事と、技工士がおこなう「技工物の製作」の両方を学ぶのです。
学生は本の上で勉強してきたことを実習として体験することで「教科書にあったあれは、こういうことなのか!」とイメージを結びつけることができるので、技工士さんの仕事も実習で体験するというのは、勉強をする上でもとても意義のあることだと思います。
毎年たくさんの学生と関わっていますが、積極的に質問する子、消極的だけど実は人一倍実習に興味がある子、手先がとても器用な子、不器用だけれどとても熱心な子など、様々な学生がいて、それぞれの学生にできるだけ楽しく学んでもらえるように頑張っています。
3か月のうちで何度か成果物などに対する採点が入り、学生たちはその結果に一喜一憂していますが、採点の結果にとらわれず、実習の中で何が大切なのかを学んでくれればいいなと思っています。
今年も楽しくインストラクターとしてのお手伝いができ、充実した3か月でした。