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Invisalign Go Forum

こんにちは。今回は久しぶりにセミナー関連の記事です。

今月はじめ、日本で初めて行われるInvisalign Go Forum に参加するため、虎ノ門ヒルズへ行きました。

invisalign go(インビザライン Go)は以前このブログで紹介したiGoと同じもので、前方部の歯に限局した最新の歯科矯正システムです。(その時の記事がこちら→『iGoシステムの説明会』)

インビザラインGo

インビザラインGoは大臼歯を動かさない矯正なのでケースは限られますが、従来の歯科矯正とは違い透明のマウスピースを使って歯を動かすので、目立たず違和感も少なくなっています。
また、全顎矯正と比べると費用もかなり抑えることができるため、大臼歯を動かす必要がないケースではとても良い治療法だと思います。

今回のフォーラムでは日本だけでなくイギリス、タイ、中国、ニュージーランドなど様々な国の先生が演者として参加し、臨床ケースを交えながらインビザラインGoの可能性について説明してくれました。

特に審美歯科などで被せ物の治療前のアプローチとしてインビザラインGoを行うケースが多く発表されていました。

被せ物をする際、歯並びによっては通常よりたくさん歯を削ったり、歯の神経を取らなくてはいけなくなることもあります。
また、場合によっては歯並びを治すために健康な歯を全て削って被せ物をして治す方法をとることもあります。

しかし前処置として矯正を行うことで多く削ったり神経を取ったりなどの歯への負担を減らし、より審美的に治すことができるケースは多くあります。
歯を削ったり、神経を取ることは歯の寿命を短くしてしまうのでキレイな歯を長持ちさせるためには矯正での前処置はとても意義のあることです。

従来の矯正は装置が目立つ、装置が邪魔で唇など粘膜に痛みが出る、専門性が高いなどの理由から被せ物の前処置としてはハードルが高かったのですが、インビザラインGoの出現によりそのハードルは格段に下がったと思います。

午後はi tero element という口腔内スキャナーについての講演でした。
口腔内スキャナーは通常被せ物や詰め物の型取りの代わりに基本的に使うものですが、i tero elementは矯正治療にはもちろんのこと、虫歯の診断や歯ぐき、噛み合わせの状態やそれらの経年変化も観察することができ、新しい診断ツールとして利用できるとのことで、とても興味が湧きました。

最後にインビザラインを運営するアライン・テクノロジー社の社長が今後の展望について話していました。

顔写真を撮るだけで歯科矯正した場合のスマイルと歯科矯正に加えて審美修復した場合のスマイルを比較できるといった、治療前に患者さんと最終的なイメージを共有出来るようになるツールを作成中だそうで、今後の進展が楽しみです。

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